イエローストーン国立公園
イエローストーン国立公園はモンタナ州・ワイオミング州・アイダホ州にまたがっていて、80%が森林、15%が草原、5%が湖や川で、この中に1万を越える温泉、100余りの滝があります。

またこのエリアには、バッファロー、ムース、エルク、熊などに代表される70余種類の動物、200種類を越える鳥類、それに1000種類を越える植物などが生息しています。

1804~1806年のルイス&クラーク探検隊の一員であったジョン・コルターによって探検され、そこにある大自然の美しさと野生の動植物を保護し、永い世代に渡って多くの人々が楽しみその恩恵に預かれるよう、1872年世界最初の国立公園になりました。

主な見所は、熱水や泥が一定の時間間隔で吹き上げる間欠泉、様々な色や大きさの美しい温泉プール、熱水に泥や鉱物が混じって地上にでてきたマッドポット、地底から吹き上げられた温泉に含まれる石灰分が蓄積され、幾重にも重なって作られた温泉段丘などです。

なかでも温泉プールの美しさには目を奪われます。

なぜそれぞれカラフルなのかと言うと、高温の温泉だけに生息するバクテリアと藻類が温度によってその色を変えているのです。

透き通るようなサファイア色のサファイヤプールや、外側がオレンジで中心に行くほど黄色、緑、青とグラデーションをつくる朝顔プールなど、それぞれプールにネーミングされています。

日本人は温泉と聞くとつい入って暖まって楽しむことを連想してしまうのですが、ここは入るどころか、ゴミを落としただけでも成分が変わってしまうので入らないよう厳重に管理されています。

そんな有名なイエローストーンですが、ここはアメリカ最大の火山地帯で何万年も前から巨大な噴火が繰り返されていて、その結果この地ができたのですが、今でも地下には巨大なマグマが溜まっていて近い将来また噴火を起こす可能性が高く、噴火したらここは完全になくなってしまうと予想されているそうです。


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