ワシントンの桜

桜の季節も揚々となってきました。

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ちょっと有名な話としてワシントンの桜並木の桜が日本からの贈り物ということ。

ポトマック河畔の桜は、明治42年に衆議院議員で東京市長の尾崎行雄が贈った物です。

当時、アメリカが日露戦争を講和に導いた事に恩義を感じていた尾崎が、何か出来ないかと考えていたところ、アメリカのタフト大統領夫人が日本の桜をワシントンに植樹したいとの希望があることを知りました。

しかし、最初に贈ったさくらは、病害虫が検出されアメリカの検査を通ることができず、全て処分されてしまったのです。

尾崎は、この失敗を受け、農商務省興津園芸試験場に委託して、アメリカの検査を通ることのできる苗木を育て3年後の明治45年にソメイヨシノほか3000本の苗木をワシントンに贈りました。

現在、ポトマック河畔の桜は、この時に贈られた物が根付いた子孫たちなのです。

ワシントンでも桜まつりが催されおり、桜は日本人だけではなく、海外の方にも美しい花として認識されているようです。

 

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